WEB MAGAZINE「SIRI SIRI ASSEMBLAGE」を始めます

_DSC3914.jpg

はじめまして。

Web連載「SIRI SIRI ASSEMBLAGE」を始めるにあたり、コントリビューティング・エディターに就任した増村 江利子です。

 

連載の初回となる今号は、本連載に込められているメッセージや、背景にある思いをお届けします。

 

暮らしを小さくすることで、消費社会から距離をおく。

「ミニマリスト」と称される私が、自身にとって必要な物事を見つめ直す過程で出会ったのが、SIRI SIRIのピアスでした。

 

それまで身につけていたものは、すべて祖母や母からの贈り物。つまり、私にとってジュエリーは、時代を経て“受け継いでいくもの”という存在でした。

 

SIRI SIRIの作品に感じたのは、自分らしさを投影するだけでなく、自分でも気づかなかった自分らしさを引き出してくれる、自由さ、強さ。まさにこのとき私は、ひとつの「自立」を手にしたのだと思います。


 

いま、情報やプロダクトがあふれ、あらゆる事象が経済的価値観ではかられています。私たちは従順な消費者として扱われ、感性や価値観、コミュニケーションのしかたまでもが“商業主義”に染められているように思います。

 

「閉まるドアにご注意ください」

「ドアが閉まります、ご注意ください」

 

ひとたび公共空間に出ると、あらゆる行為に“アテンション”が過剰に用意され、“考える”ことすら手放しても生きていける、そんな社会になってはいないでしょうか。

 

人が持つイメージの力を、もう一度信じられるような世界にしたい。

あらゆる人に「自立」を手にしてもらいたい。

人が持つイメージの力の偉大さにこそ、

今まで依存していた“何か”から、自立して生きることにこそ、希望を感じるのです。


 

他の誰でもない自分だけの感覚を、

 

寄せ集める、

積み上げる、

貼りつける、

結びつける、

 

そこに現れる立体的なもの、こと、感覚。

それは、既成概念に縛られない、ASSEMBLAGE(アッサンブラージュ)な世界です。

 

SIRI SIRIは、感性を刺激するWEB MAGAZINE「SIRI SIRI ASSEMBLAGE」を始めます。



 

SIRI SIRI ASSEMBLAGE

Design, Material, Craftsmanship, and Inspiration

 

連載「自由の探求者」

既成概念に縛られず、自分の美意識に忠実に生きる。そんな「自由の探求者」の思考に触れることで、既知の物事や時間の概念を軽々と超えてしまうようなイメージの力を喚起します。

 

連載「素材への旅」

ガラス、藤、螺鈿……。SIRI SIRIのジュエリーは、生活のまわりにある素材でつくられています。素材の由来や特徴をひもときながら、そこにあらたな価値を生み出す視点を掘り下げます。

 

連載「The root.」

物事の根源と向き合うことは、自分と対峙することでもあります。「The root.」では、普段は無意識の中にあるような事象を取り出し、深く観察することで生まれる感覚の言語化を試みます。

 

連載「東京の標本」

東京という都市で、その主体はどう連続し、あるいはどう孤立しているのか。独創的な視点によって写真作品への思考を加速させる写真家・伊丹豪が、いまという時代の軌跡を示します。

 

連載「あの人の、朝。」

平凡な毎日でも特別な一日でもない、あの人の、朝。ごく日常的な「朝」というシーンから、その人の生き方に呼応するSIRI SIRIの世界観をとらえる、カスタマーによるリレー連載です。

masumuraeriko.jpg

 

SIRI SIRI コントリビューティング・エディター

増村 江利子

国立音楽大学卒。Web制作、広告制作、編集を経てフリーランスエディター。二児の母。長野県諏訪郡の賃貸トレーラーハウスにてDIY的暮らしを実践中。

 

 

文:増村 江利子

写真:伊丹 豪